皆さんこんにちは!
株式会社KIEI、更新担当の中西です。
日本の住宅は、一度建てた後、何十年にもわたって使われることがあります。
30代で家を建てた人が、その住宅で60代、70代、80代まで暮らし続けるケースも珍しくありません。
しかし、若いときに使いやすかった家が、高齢になっても同じように使いやすいとは限りません。
たとえば、
床の小さな段差。
廊下の狭さ。
滑りやすい床。
開けにくい扉。
夜の暗い廊下。
若い頃には気にならなかったものでも、年齢を重ねると大きな負担になることがあります。
そのため高齢化社会では、
「今ある家で安全に暮らし続けるための内装工事」
への需要が非常に重要になります👵✨
今回は、バリアフリーや介護、事故防止という視点から、内装工事に求められる需要について詳しくご紹介します。
住宅の中には意外と多くの段差があります。
廊下と部屋の境目。
和室と洋室の境目。
浴室の入口。
玄関。
若い人にとっては数センチの段差でも、高齢者にとっては転倒原因になる可能性があります⚠️
足が十分に上がらなくなると、
「つまずく」
というリスクが増えるためです。
そこで内装工事によって、
床の高さを合わせる
見切り材を変更する
段差部分を緩やかにする
などの対策を行います。
家の中で転倒すれば、大きなけがにつながることもあります。
そのためバリアフリー内装では、
「見た目を良くする」
以上に、
「事故を防ぐ」
という役割が重要です。
高齢者向け住宅改修で代表的な設備の一つが手すりです。
廊下。
トイレ。
階段。
玄関。
浴室。
住宅のさまざまな場所で利用できます。
手すりがあれば、
立ち上がる
歩く
階段を上る
靴を履く
といった動作を支えることができます🤝
ただし、どこにでも手すりを付ければ良いわけではありません。
利用する人の身長。
体の状態。
利き手。
動線。
などによって適切な位置は変わります。
また壁の内部に十分な下地がなければ、安全に固定できないことがあります。
その場合は補強工事が必要です。
内装工事会社には、表面だけではなく壁内部の構造を理解した施工技術が求められます。
住宅内の転倒事故を防ぐためには、床材も重要です。
ツルツルした床では、靴下で歩いたときに滑りやすくなる場合があります。
特に高齢者は、転倒によって骨折すると、その後の生活に大きな影響が出ることがあります。
そこで、
滑りにくい床材
クッション性のある素材
などへ変更する工事があります。
また車椅子を利用する場合には、
車輪が動かしやすいか。
傷みにくいか。
といった点も重要です♿
床材にはデザインだけではなくさまざまな性能があります。
内装業者が顧客の身体状況まで考慮して素材を選ぶことで、安全な住まいづくりにつながります。
住宅の扉は、意外と大きな動作を必要とします。
開き戸の場合、
ドアノブを握る。
扉を手前へ引く。
自分が後ろへ下がる。
という動作が必要です。
車椅子や歩行器を使用している人にとっては、使いにくい場合があります。
そこで開き戸を引き戸へ変更する工事があります🚪
引き戸なら横へ動かすため、開閉時のスペースを抑えやすくなります。
また握力が弱くなった人でも使いやすいように、ハンドル形状を変更する方法もあります。
こうした小さな設備変更によって、毎日の負担を大きく減らすことができます。
トイレは毎日何度も使う場所です。
しかし狭いトイレでは、
立ち上がりにくい
介助者が入りにくい
車椅子で利用できない
といった問題が発生します。
そこで、
間仕切り壁を変更する
扉の位置を変える
手すりを設置する
床の段差をなくす
などの内装工事を行います🚽
将来的に介護が必要になった場合も考え、
「今より少し広いトイレにする」
というリフォームもあります。
住宅を長く使うためには、将来の生活まで考えた内装計画が重要です。
家族の介護が始まると、部屋の使い方が大きく変わることがあります。
1階の和室を寝室へ変更する。
介護ベッドを置く。
トイレまでの動線を短くする。
車椅子が通れるように間口を広げる。
などです🛏️
例えば寝室が2階にあっても、階段の上り下りが難しくなれば、1階へ寝室を移す必要があります。
そこで和室を洋室へ変更したり、収納を整理したりして介護しやすい空間へリフォームします。
内装工事は、介護施設だけでなく「自宅で生活を続けるための環境づくり」にも活用されています。
バリアフリー工事は、高齢者本人のためだけに行うものではありません。
介護をする家族の負担を減らすという意味もあります。
たとえば狭いトイレで介助するのは大変です。
段差のある場所で身体を支えるのも負担になります。
住宅内を移動するたびに家族が抱えなければならなければ、介護者側にも身体的負担がかかります💦
手すり。
広い通路。
段差のない床。
使いやすい扉。
こうした設備があることで、本人ができることが増え、介助する家族の負担も軽減できます。
つまり内装工事は、家族全体の暮らしを支える仕事でもあるのです。
高齢化に伴い、認知症の方が暮らしやすい環境づくりも重要です。
たとえば、
部屋の場所が分かりやすい。
トイレの位置が認識しやすい。
段差が見えやすい。
といった工夫です。
床と壁の色。
照明。
表示。
家具配置。
内装によって空間の分かりやすさを高めることができます🌿
介護施設などでは、利用者が安心して過ごせるよう、色彩や動線に配慮した内装が求められる場合があります。
内装工事業には、今後こうした福祉・介護分野の知識も重要になっていくでしょう。
高齢者向け住宅だけでなく、
老人ホーム
デイサービス
グループホーム
福祉施設
などでも内装工事需要があります🏥
こうした施設では、
車椅子が通りやすい廊下。
滑りにくい床。
清掃しやすい壁。
手すり。
安全性の高い建具。
などが求められます。
一般住宅以上に多くの人が利用するため、耐久性やメンテナンス性も重要です。
見た目が良いだけでなく、
「毎日安全に使える」
「清掃しやすい」
「壊れにくい」
といった性能が必要になります。
福祉施設の施工経験が豊富な内装会社には、専門業者としての需要があります。
段差のない住宅は、高齢者だけに便利なわけではありません。
ベビーカーを使う家庭。
小さな子ども。
けがをした人。
車椅子利用者。
さまざまな人にとって使いやすい住宅になります👶♿
そのため最近では、
「高齢者になってからバリアフリーにする」
のではなく、
「将来を考えて早めに整える」
という考え方もあります。
家をリフォームするタイミングで、
段差をなくしておく。
扉を広くしておく。
手すりを後付けできるよう下地を入れておく。
こうした準備をしておけば、将来大がかりな工事を減らせる場合があります。
高齢になると、暗い場所が見えにくくなることがあります。
そのため住宅内の照明計画も重要です💡
廊下。
階段。
玄関。
トイレ。
夜間に利用する場所が暗いと、転倒リスクが高まります。
内装リフォームと合わせて、
照明を明るくする。
人感センサーを付ける。
足元灯を設置する。
といった工事を行うことで、安全性を高められます。
「床や壁を施工するだけ」が内装工事ではありません。
住宅内部の使いやすさ全体を考えることが重要です。
既存住宅のバリアフリー工事では、新築とは違った難しさがあります。
壁を開けてみるまで下地が分からない。
床の高さが場所によって違う。
古い材料が使われている。
既存設備との取り合いがある。
こうした現場ごとの条件に対応しなければなりません🔨
そのためリフォーム経験が豊富な内装職人には、
「今ある建物を活かしながら改善する技術」
が求められます。
同じ工事内容でも、住宅によって施工方法が違う。
これがリフォーム内装の専門性です。
高齢者向けリフォームでは、利用する本人が、
「どこをどう変えればいいか分からない」
というケースがあります。
そこで内装業者が現場を見ながら、
「ここに手すりがあると便利ですよ」
「この段差をなくした方が安全です」
「この扉は引き戸にすると使いやすいです」
と提案することが重要です😊
顧客の言われた通りに施工するだけでなく、生活を見ながら問題点を見つけられる会社ほど信頼されます。
高齢化社会では、内装工事に求められる役割も変化しています。
♿段差解消
🤝手すり設置
🪵滑りにくい床
🚪引き戸への変更
🚽トイレ改修
🛏️介護用の部屋づくり
💡照明改善
🏥福祉施設の内装
こうした工事の目的は、
「家をおしゃれにすること」
だけではありません。
住み慣れた場所で、安全に生活を続けることです。
家の中に一つ手すりが増える。
小さな段差がなくなる。
扉が開けやすくなる。
それだけで、人によっては自分一人でできることが大きく増える場合があります。
内装工事は、日常生活の「できない」を「できる」に変える可能性を持った仕事なのです✨
高齢者が増え、自宅で長く暮らしたいと考える人がいる限り、バリアフリー・介護リフォームの需要は続きます。
これからの内装工事業には、施工技術だけでなく、人の身体や生活に寄り添った提案力がますます求められていくでしょう👵🏠✨